こういう漫画も読むんだぜ(電気の『弾けないギターを弾くんだぜ♪』風に)
相変わらず消化が進まない。そのうえ今まで知らなかった漫画に手を伸ばすんだから「いつまで経っても終わんねぇだろ!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
それは……まったくその通りなんですが、「手を伸ばして正解だったな!」と思える漫画に出会えたので書きます。
『レイルオブライフ』
レイルオブライフ-青木俊直短編集- (マッグガーデンコミックス EDENシリーズ)
- 作者: 青木俊直
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2014/11/14
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
「良い話だなぁ〜」系です。電車の中で読んでたら「あ、これ(俺が)泣いちゃうやつだ」と判断したので、帰宅してからゆっくり読みました。
泣ける≠良い作品
ってことはわかってます。漫画でも映画でも、「泣ける話を書く(演出をする)ことは簡単だ」なんて話を聞いたこと見たことあります。そういう方法論も確立されていて、クリエイター養成学校などではそれを教える講義があるとも聞いたことがあります。(「聞いたことがある」ってくらいで、自分が確認しに行ったわけではありません。あるいは都市伝説の類なのかもしれませんが)
重要なのは「ここで泣かせようって魂胆だろ!」と気づいてしまうかどうか。僕が超大作映画があまり好きではないのは、この辺に気づいてしまうからかもしれません。または、「気づいたけど、ここは流れに乗って泣く!」ことができないひねくれた心の持ち主だからかもしれません。(最近は映画もあまり観なくなってしまったので、もしかしたらすごい進化してるかもしれません)
僕が素直に泣けるのは、
・そういうのを気づかせないように泣ける話を創った
・創り手が好きなように創った結果、泣ける話になった
という感じです。
このへんの線引きの違いは「人それぞれ」だと思いますが!(小並理論)
ですが、この『レイルオブライフ』は、そんな屁理屈を考える隙間も無く、最後まで素直に読めました。
オススメです。こういう漫画ももっと読んでいこう!俺も是非読んでいきたい!
(最後のレイル(鉄道のレールね)にああいう発想を思い描くのはすごいと思いました)