映画『聲の形』・漫画『攻殻機動隊』
タイトルの両作品にこれといった関連性はありませんが、強いて書くと「私が最近『やっぱ面白い』と思った」作品です。
映画『聲の形』は何だかんだ言いながら初日の初回で観てきました。心洗われる気がしました。原作を端折ってますが、それでも上映時間は129分。これより長くするのは大変だと思います。良いまとめ方だと思いましたが、一部登場人物が何のために出てきたのかよくわからないまま終わってしまうので、原作未読の方はこれを機会に読んでみてはいかがでしょうか。(滅多に更新しない弊ブログですが、『聲の形』はちゃんと拾ってました。危ない危ない。有益なコメントはできていませんでしたが)
友人たちにも「面白いぞ。映画やるからぜひ観た方がいい」と薦めてみました。興味を持った友人が、原作1巻が無料公開されているので読んでくれたのですが……。
1巻はね、そうだよね、胸糞悪くなる場面ばかりだったからね……。その後も色々あるし。映画も観ていてしんどい気持ちになりますよ。それでも観る価値はあると思います。ぜひ映画館でご鑑賞を。
一点だけ気になった、というか心配していることが。
アニメ等の舞台を実際に訪れる「聖地巡礼」が珍しくなくなった昨今ですが。
この作品の舞台は大垣市です。映画が始まる前に大垣市長のコメントまであるくらいです。
劇中で何度も描かれる橋があるんですね。そこで川の魚に餌としてパンをちぎって投げるシーンが何度もあります(PVにも出てきます)。
そこで集まった人が同じことをやっちゃうと、川も汚れるだろうし、ハトが集まってきたらフン害なども懸念されます。
実際に訪れる方は、どうかその辺をグッと堪える分別をもってほしいなあ、と。
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『攻殻機動隊』。原作です。様々な派生作品を生みだした大元。士郎正宗先生の漫画です。
何故今ブログに書くのか?
数年前に友人たちに貸して読んでもらったのですが、どこかで行方不明になってしまいました。「どこか」なんて書いておりますが、自室に戻ってきた記憶があるのですが、どうやら私の電脳にハッキングが仕掛けられた模様です(自室で無くしました!)。
そんなわけでもう一冊買ってみたのです。二冊あっても困らないと思います。
そして読み直したわけですが……もうね、面白いのなんの。読み直すこと自体がもう何度目なのかもわからないくらい読んでいたのにですよ。
私が『攻殻機動隊』という作品を知ったのは、やはり押井守監督のアニメ映画が「アメリカビルボードで(ry」ってなってからレンタルしたのがきっかけです。
その後彷徨った末に士郎正宗先生という漫画家さんを知りました。「自分は漫画詳しい」とか思っていたんですが(若さ)、士郎先生の漫画を読んだときに自分が恥ずかしくなりましたね。(こういうのは歳を重ねても変わりませんね)
内容を今さら書く必要もないと思うので略しますが。
士郎先生の『ドミニオン』という作品があります。「発刊当時とその後で世の中が変わったんだな」と思える点が一つ。登場人物たちが関西弁で喋っているのですが、それに標準語のルビが振ってあるんですよ。今はそんな必要がなくなったもんなー。それどころか、数年前にリメイク(?詳細失念、すみません)された『アップルシード』内では主人公のデュナンが関西弁で喋ってたんですよ。士郎先生の『アップルシード』では標準語で喋っていたのに。そこで逆に違和感を覚えた程です。(本来なら「冷戦の対立構造が云々……」を書くべきなのかもしれませんが、私の頭はあまり上等ではないので止めておきます)
『攻殻機動隊』2巻も勿論発売当時に買って読んだのですが、もう何もわからなかった。難しすぎて。今年に入って久しぶりに読み直してみたら、もう根本的なことすら勘違いしていたことがわかったくらい(それも本当に勘違いだったのか、今の考えが正しいのかすらわからない有様です)。
今ならネットに潜れば解説・注釈が沢山あるのでしょうが、もうしばらくは自分で考えてみようと思います。
明日は出かけるので今日はこの辺で。