訃報
こんなニュースが飛び込んできました。
『五時間目の戦争』は私も読んでいて、このブログでも取り上げたことがありました。その作者がお亡くなりになられたとは……。
優先生個人の情報というのは殆ど存じ上げていなかったです。年齢もお幾つだったのでしょうか……。『五時間目の戦争』が面白くて、これからも優先生の漫画を追いかけていこうと思っていただけに残念でなりません。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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年月はだいぶ遡りますが、イブニングで連載していた『S60チルドレン』という漫画も大好きでした。
ですが、最後は打ち切りなのではないかと思われるくらい急に終わってしまいました。
その後しばらく経ってから、「川畑総一郎先生(作者)が癌で亡くなった」という話をネットで知りました。当時はネットもそんなに浸透しておらず、情報の真偽すらよくわからなかったです。
後に講談社(イブニングの出版社)から公式に訃報が告知されました。
『S60チルドレン』の他、単行本未収録作品を集めた単行本を一冊発売するとともに、それらを収納できる箱を応募者にプレゼントするということになりました。
「こんな良い漫画を描く川畑先生の作品が一個の箱に収まってしまうこと」に当時の私は少なからず衝撃を受けました。(亡くなったときはまだ30代だったと聞きます)
もっと、読みたかった……。
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私もだいぶ歳をとりました。若い人たちと話が合わない……というか、「物事の考え方」に大きな隔たりを感じることも増えました。
少なくとも体力はしょうがないですね。自分に見合った速度で生きていこうと思います。
ではまた。
20年
突然舞い込んだ「~画業20周年記念~志村貴子原画展」の情報。11/2(木)~11/9(木)に西武池袋店にて開催。
<公式サイト>
<Twitter公式アカウント>
ビーム初登場の頃からリアルタイムで読んでいたので、それから20年ってことだよなー。そら自分も歳とるわ。疲れは取れないわ。
勿論行くつもりですが、こういうイベントに行ったことがないのでどうしたらいいかわからない。普通に行けばいいのか。全部初版の『敷居の住人』持って行くか……それはやめておこう。
『敷居の住人』連載中にサイン会があったんですよね。ただ、当時から「そういうイベントにどんな感じで行けばいいかわからない」といった理由により行きませんでした。後に交流があった志村先生のファンから「当時から読んでいたということは、あのサイン会にも参加したのですか!?」というくらいの勢いで質問されたくらい。
というわけで今回こそ行ってきます。
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前回の記事で取り上げた『おとなのほうかご』2巻をちゃんと発売日に買って読みました。作中でも年月は進行していくのね(高校生が大学生になったり)。
そして各登場人物たちも微妙に絡んでいくことになるのか……な?
この辺は、ゲームの『街』や『428』をやってきた身としては良い面と悪い面の匙加減が非常に難しい部分だと思うので、頑張って調整してほしいです。
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他にも新しい作品をぽつぽつ買ってます。積読が多いですが。「これから読み始める作品は電子書籍で買うぞ!」と決意したものの、現スマホはかなりポンコツだし、一応持っているタブレット端末は画面が割れていました(確かに何かを踏んづけた感触は覚えている)。
新端末買えるようガンバリマス。とか思っている間に、以前入院した病気が再発したりなんだり大変な今日この頃。今回は入院しないで済みそうです。ではまた。
『おとなのほうかご』2巻、間もなく発売!
太陽光が脳天直撃ご無サターン(64bit級)。やたら暑い日が続きますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?私は結構参っております。
このブログには今まで書いた記事の中からアクセス数が多い記事が「注目記事」として表示されております。
まずもって閲覧者は少ないです。それはそうです。まず、全然更新してない。そのうえ自分の書いたものが素晴らしいものだとも思えない。
ですが見てくださる方がいる。大変ありがたいことです。
このブログの最新「注目記事」に『おとなのほうかご』がランクインしてて、何か意外です。(イチヒ先生、すみません!)
そしてこの作品の2巻が間もなく発売されます。予約しておけば必ず買えます。予約しましょう。(なお、kindle版もある模様)
まだ7月半ばだというのに、これで今月は二回目の更新となります。自分でも驚きというか、無事三連休に休めて、比較的余裕があるからです。暑いですけど。
次の更新はまたその時の気分次第ですが、読んでいただけるとありがたいです。では。
今だからこそ、読もう!『BREAK-AGE(ブレイク-エイジ)』
お久しぶりです、懐古おじさんです。
ゲームハードのスペックがどんどん上がり、昔は「こういうゲームがあったらなあ……」と夢想していたものが現実になり始めていますね。
特にロボット対戦ゲーム。色んな機体が3D空間を飛び回り、それがオンライン対戦できる。職場の後輩にはそれこそガンダムやってる者もおります。バーチャロンをやってる者もおります。
そういう時代だからこそ、今回紹介する『BREAK-AGE(ブレイク-エイジ)』を今の若者に読んでもらいたいと常々思っておりまして。
私と同世代の中には「読んだことがある」という人もいる、くらいで、若者たちの知名度があまりなくて悲しかったりしてますが。
もう絶版になっているそうですね。悲しい。
ですが、漫画業界も進化して電子書籍として読めたりるするんですよね。
この「マンガ図書館Z」というサイトで読むことができます。無料でも見られますが、広告が表示されます。さすがにこればかりは仕方ないですが。ちゃんと料金を払えばPDF版をダウンロードできるそうです。
どんな内容なのかを書き忘れてました。すみません。
ゲームセンターが巨大なアミューズメント施設に発展した近未来の日本(もうリアルの年代的に追いついてたかもしれない)。「デンジャープラネット(以下DP)」というロボットゲームがあり、それが全国でオンライン対戦できる(CPU戦やバトルロイヤル戦など、モードもさまざま)。そのゲームが若者たちの間でブームになっている。そこで起こる「青春群像モノ」というか、根底にあるのは「ボーイ・ミーツ・ガール」ですね。王道と言っていいでしょう。
このDPの特徴は、「自分の機体をPCでカスタマイズできる」という点にあります。もちろん、何でもかんでもカスタマイズしまくり「俺の考えた最強○○」みたいのが跳梁跋扈しないように、ゲームのマザーシステムが機体データの容量や「バグがないか」等をチェックします。そこを通らないとゲームに参加することすらできません。
逆に言うと、「マザーシステムの構造をよく理解してプログラムを組めば、すごいデータ量の機体でもシステムのジャッジをスルーできる」なんてこともできます。最後の方ではネジ一本からカスタマイズしてますw。ビルドファイターズで例えると「プラフスキー粒子の特性を理解すれば……」みたいな感じですかね。
「ロボットゲームから始まる『ボーイ・ミーツ・ガール』物語」ですが、何気に「昔からゲームには必ずついて回る問題」にも触れてたりするので、今読み返すと「凄い」の一言です。
例えば、「初心者狩りをするプレイヤーに対してメーカー・運営側はどう対処すべきか?」「システムが許容している条件を使って勝つのは卑怯なのか?(ステージの地雷原に相手をおびき寄せるなど)」(作中では主人公の父親が新聞を電子版で読んでおり、「やっぱ紙の方がいいよー」と言ってるシーンもありますw)
当時この漫画を読んでいた人の中には「ゲームが上手いだけで女の子と出会えてとかあり得ねえよ」という感想を持つ人もいましたが、そこは漫画なんだから……フィクションなんだから……と個人的には思ってます。
今までにないくらい本文が長くなってしまいました。この辺で切り上げ、あとは「読め!」で締めます。ではまた。
『終電ちゃん』
最近はなんでも通販で買えるようになってきてますが、それでも「書店に行かなかったら知る機会すら無かったのでは」と思える作品もあります。今回紹介する『終電ちゃん』もその一つです。
自宅からは結構遠くて、年に数回しか行かない街にある書店のラインナップ……と言いますか、並べ方と言いますか。私がその書店に行くと大抵「これ面白そうだな」と思う漫画に出会えるので、「この書店さん、すげーな」と勝手にリスペクトしております。『終電ちゃん』もちょうどいい感じの場所に置いてあり、試し読みの小冊子もあり。そのまま購入しました。
どんな内容かと言いますと、「終電という概念を擬人化して物語を創っている」。私の友人に薦めるときもこの表現を使いました。皆「どういうことだよw」と言うのですが、読んでもらったらわかってもらえたようです。
主人公はJR東日本の中央線の「終電ちゃん」。時には嫌われ者を買って出てまでも、終電を逃す人がいないよう奮闘しています。
基本的には「人情もの」なんですが、上記のような設定と地味に挟み込まれる鉄道知識がいい感じです。(「終電に接続は付きものだ!」等)
「中央線の終電ちゃん」と書きましたが、もちろんほかの路線の「終電ちゃん」もいます。1巻では山手線・小田急線の「終電ちゃん」が登場し、現在最新刊の3巻まででもかなりの「終電ちゃん」が登場していきます。これがどこまで行くのか(海外まで行くのか?)等も気になる点です。
3巻の最後の4巻の予告では「京成電鉄とコラボ」とありました。個人的には京成電鉄のゆるキャラ「京成パンダ」との絡みを期待しております。
京成パンダについてはこちらをご覧ください↓。
http://keiseicard.jp/panda/family.html
ではまた。